ハナさんキッチン

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阿川弘之「国を思うて何が悪い」を読み返して、ぜひSEALDsの面々にも読んでほしいと思った

 

先週の6日、作家の阿川弘之さんが亡くなりました。

 

阿川佐和子さんのお父さんという表現のほうが、分かりやすいかな。

ハナさんが読んだことがある阿川氏の本は、タイトルにした「国を思うて何が悪い」です。

 

国を思うて何が悪い―一自由主義者の憤慨録 (光文社文庫)

 

昔、テレビで阿川佐和子さんを紹介している番組で、「お父さんは作家の阿川弘之さん」と紹介していて、そのBGMが「戦艦マーチ」でした。

かなり安易なチョイスでしたね。

 

色々良い話が書いてあって、ぜひ読んでいただきたいところですが、少しだけ紹介しますね。

 

ハナさんはこの本で、「天皇制という言葉は共産党が作った造語」であることを知りました。

ロシアの皇帝制という言葉に当てはめる良い言葉がなかったので日本共産党が苦肉の果てに作ったんだそうです。ロシア皇帝と日本の天皇陛下はかなり違うような気がしますよね。

 

ほかにも、佐藤春夫氏の話として、

「日本は戦争に勝った。戦闘に負けた。」

という言葉も紹介しています。佐藤春夫氏によれば、日本の戦争目的は、白人による東亜の植民地支配からの開放なので、戦闘に負けたもののフィリピンやインドネシアやマレーシアは独立したので戦争の目的は達成できた、というものです。

戦後の雰囲気に一石を投じたかったので発言したようですね。

 

他にも、

国旗や国歌に反対している人達は、日の丸の白い部分を赤くしたいだけだとか。

旧日本陸軍と共産主義は紙一重だったとか。

ファシズムの最悪の形態は共産主義だとか。

天皇陛下の事とか。

なるほど、と納得できることが分かりやすい文章にまとめられています。皆さんにもぜひ読んでもらいたいですね。

SEALDsの面々にこそ読んで欲しい本

阿川弘之氏は自由主義者です。英語で言うと、リベラル(liberal)ですね。

戦前、戦中から亡くなるまでずっとリベラルです。自由意志により海軍の軍人になり、その後作家になったのです。

 

ですけど、同じ考え方のはずリベラルなのに、最近デモをやってテレビや新聞で話題になっているSEALDsは、かなり違って見えますね。

リベラルには権威からの自由という意味もあるのですが、SEALDsの面々がやっていることを見ると「共産主義」という権威に毒されているんじゃないかと心配になります。

 

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ぜひともSEALDsの面々に読んでいただきたいですね。

阿川弘之氏が訴えていることと、SEALDsの主張は、字面の上では一緒ですよ。

自由と民主主義が大切だという主張です。この国を大切に思う愛国心です。

SEALDsたちも、この本を読んで「権威」からも自由になってもらいたいものです。

今週のお題「読書の夏」

昔読んだ本を読み返してみて思うことを書きました。

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